分足チャート 2005 2 2
分足チャートで、「癖が悪い銘柄」というものがあります。
たとえば、上昇過程で、押し目があり、
いったん休んで、また上昇を始めた途端、急落してしまう。
こういう銘柄が、一般的に、「癖が悪い」と言われます。
本当に、癖が悪いのか。
仕手株ならば理解できますが、優良銘柄も、そうなのか。
「癖が悪い」と言われた分足チャートを、
実際に調べてみると、意外なことがわかりました。
そういう銘柄と、日経平均株価の分足チャートを比較してみると、わかるのです。
分足チャートが「癖が悪い」という形になった時刻に、
日経平均株価が急落しているのです。
これは、正確には、その銘柄が、「癖が悪い」のではなく、
その銘柄の相場に参加している投資家の方が、「癖が悪い」のです。
個別銘柄の動きを、日経平均株価に連動させることには、何の根拠もありません。
「癖が悪い」というのは、銘柄ではなく、投資家の方です。